Loading...
Virology1992Jun01Vol.188issue(2)

染色体外ヒト免疫不全ウイルス1型シーケンスは、潜在的に感染したU937細胞でメチル化されています

,
,
文献タイプ:
  • Journal Article
  • Research Support, U.S. Gov't, P.H.S.
概要
Abstract

ヒト単球細胞株U937の長期ヒト免疫不全ウイルス1型(HIV-1)感染は、ウイルスDNAの安定した染色腫型の蓄積と相関する感染性の進行性喪失をもたらしました。ウイルス潜時は、HIV-1転写のレベルの低下によっても特徴付けられました。完全に潜在的なU937細胞株における染色体外ウイルスDNA(E-DNA)の構造と活性は、分子クローニングとDNAトランスフェクションによって調査されました。得られた18 kbのE-DNAクローンは、片側に7 kbの宿主シーケンスともう一方の側に1 kbの宿主DNAが隣接する無傷のHIV-1配列で構成されていました。この構成は、ALUファミリーの非常に反復的な要素へのレトロウイルス統合の結果です。E-DNAクローンのトランスフェクションは、感染性ウイルスの産生をもたらし、ウイルス潜時がHIV-1ゲノムの変異の結果ではないことを示しています。CCGGサイトの分析により、E-DNA内に存在するウイルス配列の広範なde novoメチル化が明らかになりました。これらの結果は、染色体外ウイルスDNA配列の修飾が、長期感染したU937細胞のHIV-1潜時のメカニズムであることを示唆しています。

ヒト単球細胞株U937の長期ヒト免疫不全ウイルス1型(HIV-1)感染は、ウイルスDNAの安定した染色腫型の蓄積と相関する感染性の進行性喪失をもたらしました。ウイルス潜時は、HIV-1転写のレベルの低下によっても特徴付けられました。完全に潜在的なU937細胞株における染色体外ウイルスDNA(E-DNA)の構造と活性は、分子クローニングとDNAトランスフェクションによって調査されました。得られた18 kbのE-DNAクローンは、片側に7 kbの宿主シーケンスともう一方の側に1 kbの宿主DNAが隣接する無傷のHIV-1配列で構成されていました。この構成は、ALUファミリーの非常に反復的な要素へのレトロウイルス統合の結果です。E-DNAクローンのトランスフェクションは、感染性ウイルスの産生をもたらし、ウイルス潜時がHIV-1ゲノムの変異の結果ではないことを示しています。CCGGサイトの分析により、E-DNA内に存在するウイルス配列の広範なde novoメチル化が明らかになりました。これらの結果は、染色体外ウイルスDNA配列の修飾が、長期感染したU937細胞のHIV-1潜時のメカニズムであることを示唆しています。

Long-term human immunodeficiency virus type 1 (HIV-1) infection of the human monocytic cell line U937 resulted in a progressive loss of infectivity that was correlated with the accumulation of stable, extrachromosomal forms of viral DNA. Viral latency was also characterized by reduced levels of HIV-1 transcription. The structure and activity of extrachromosomal viral DNA (E-DNA) in a fully latent U937 cell line was investigated by molecular cloning and DNA transfection. The resulting 18-kb E-DNA clone was composed of an intact HIV-1 sequence flanked by 7 kb of host sequence to one side and 1 kb of host DNA to the other side. This configuration is the result of retroviral integration into a highly repetitive element of the Alu family. Transfection of the E-DNA clone resulted in the production of infectious virus, indicating that viral latency was not the result of mutations in the HIV-1 genome. Analysis of CCGG sites revealed extensive de novo methylation of viral sequences present within E-DNA. These results suggest that modification of extrachromosomal viral DNA sequences is a mechanism for HIV-1 latency in long-term infected U937 cells.

医師のための臨床サポートサービス

ヒポクラ x マイナビのご紹介

無料会員登録していただくと、さらに便利で効率的な検索が可能になります。

Translated by Google