ヘムオキシゲナーゼ-1阻害剤ZnPPIXは、p38 MAPK経路を介して非標準的なBeclin 1に依存しないオートファジーを誘導します

ヘムオキシゲナーゼ-1酵素阻害剤である亜鉛プロトポルフィリンIX（ZnPPIX）は、アポトーシスを誘導し、抗腫瘍特性を持つことが報告されています。ここでは、ZnPPIXがオートファジーをトリガーし、HELA細胞に欠陥のあるオートファジーフラックスを引き起こすことを報告します。オートファゴソーム形成は、ZnPPIX処理細胞の非標準的なオートファジー活性を示すBeclin 1とは無関係でした。さらに、ウエスタンブロットの結果は、p38 MAPK（マイトジェン活性化プロテインキナーゼ）が処理された細胞でリン酸化されていることを示しました。一貫して、SB203580（P38阻害剤）は明らかにオートファゴソームの蓄積を阻害しました。我々の結果は、p38 MAPKが非標準的なBeclin1に依存しないオートファジーの重要なレギュレーターである可能性があることを示しています。

Zinc protoporphyrin IX (ZnPPIX), a heme oxygenase-1 enzyme inhibitor, has been reported to induce apoptosis and to have antitumor properties. Here, we report that ZnPPIX triggers autophagy and causes defective autophagy flux in HeLa cells. Autophagosome formation was independent of Beclin 1, indicating non-canonical autophagy activity in ZnPPIX-treated cells. Furthermore, western blot results indicated that p38 MAPK (mitogen-activated protein kinase) was phosphorylated in treated cells. Consistently, SB203580 (a p38 inhibitor) obviously inhibited the accumulation of autophagosomes. Our results indicated that p38 MAPK may be a key regulator for non-canonical Beclin1-independent autophagy.