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Pulmonary medicine20140101Vol.2014issue()

慢性閉塞性肺疾患における血清マグネシウムレベルと急性増悪の頻度との関連:前向き研究

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文献タイプ:
  • Journal Article
概要
Abstract

背景:慢性閉塞性肺疾患(COPD)の経過には、急性の悪化が伴います。この研究の目的は、血清マグネシウムレベルとCOPD(COPD-AE)の急性増悪との関連を決定することです。 材料と方法:COPD-AEで入院した89人の患者が含まれていました。ヘモグラム、生化学試験、および動脈血液ガスを分析しました。肺機能検査は、退院後の安定した期間に実行されました。患者は、1年間、毎月3つの期間でフォローアップされました。 結果:患者の平均年齢は70.4±7.8(範囲47-90)年でした。フォローアップ中のCOPD-AEの平均数は4.0±3.6(範囲0-15)でした。スピアマン相関分析では、COPD-AEの数と予測Fev1%(P = 0.001)、総タンパク質(P =​​ 0.024)、グロブリン(P = 0.001)、クレアチニン(P = 0.001)、および尿酸レベル(P = 0.036)の間に有意な負の相関がありました。また、COPD-AEの数と血清マグネシウムレベル(P <0.001)と血小板数(P = 0.043)の間には有意な正の相関がありました。線形回帰分析によれば、Fev1%(p = 0.011)、血清マグネシウム(p <0.001)、およびグロブリン(p = 0.006)レベルは、COPD-AEの数の独立した予測因子でした。 結論:この小さな前向き観察研究では、増悪期間中の血清マグネシウムレベルがCOPD-AEの頻度の最も重要な予測因子であることがわかりました。

背景:慢性閉塞性肺疾患(COPD)の経過には、急性の悪化が伴います。この研究の目的は、血清マグネシウムレベルとCOPD(COPD-AE)の急性増悪との関連を決定することです。 材料と方法:COPD-AEで入院した89人の患者が含まれていました。ヘモグラム、生化学試験、および動脈血液ガスを分析しました。肺機能検査は、退院後の安定した期間に実行されました。患者は、1年間、毎月3つの期間でフォローアップされました。 結果:患者の平均年齢は70.4±7.8(範囲47-90)年でした。フォローアップ中のCOPD-AEの平均数は4.0±3.6(範囲0-15)でした。スピアマン相関分析では、COPD-AEの数と予測Fev1%(P = 0.001)、総タンパク質(P =​​ 0.024)、グロブリン(P = 0.001)、クレアチニン(P = 0.001)、および尿酸レベル(P = 0.036)の間に有意な負の相関がありました。また、COPD-AEの数と血清マグネシウムレベル(P <0.001)と血小板数(P = 0.043)の間には有意な正の相関がありました。線形回帰分析によれば、Fev1%(p = 0.011)、血清マグネシウム(p <0.001)、およびグロブリン(p = 0.006)レベルは、COPD-AEの数の独立した予測因子でした。 結論:この小さな前向き観察研究では、増悪期間中の血清マグネシウムレベルがCOPD-AEの頻度の最も重要な予測因子であることがわかりました。

BACKGROUND: The course of chronic obstructive pulmonary disease (COPD) is accompanied by acute exacerbations. The purpose of this study is to determine the association of serum magnesium level with acute exacerbations in COPD (COPD-AE). MATERIALS AND METHODS: Eighty-nine patients hospitalized with COPD-AE were included. Hemogram, biochemical tests, and arterial blood gases were analyzed. Pulmonary function tests were performed in the stable period after discharge. Patients were followed up at 3 monthly periods for one year. RESULTS: Mean age of the patients was 70.4 ± 7.8 (range 47-90) years. Mean number of COPD-AE during follow-up was 4.0 ± 3.6 (range 0-15). On Spearman correlation analysis there were significant negative correlations between number of COPD-AE and predicted FEV1% (P = 0.001), total protein (P = 0.024), globulin (P = 0.001), creatinine (P = 0.001), and uric acid levels (P = 0.036). There were also significant positive correlations between number of COPD-AE and serum magnesium level (P < 0.001) and platelet count (P = 0.043). According to linear regression analysis predicted FEV1% (P = 0.011), serum magnesium (P < 0.001), and globulin (P = 0.006) levels were independent predictors of number of COPD-AE. CONCLUSIONS: In this small prospective observational study we found that serum magnesium level during exacerbation period was the most significant predictor of frequency of COPD-AE.

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