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背景非透析慢性腎疾患(CKD)患者における低T3(トリオヨーロニン)症候群の有病率に関するデータはほとんどありません。また、CKDの進行を予測するために低T3を使用できるかどうかは不明です。材料と方法は、メンテナンス透析を必要とせずに、CKDと明確に診断された279人の患者を遡及的に研究しました。甲状腺機能は、登録されたすべての被験者で分析され、CKDの異なる段階で患者の甲状腺機能障害(低T3症候群、低T4症候群、および無症状の甲状腺機能低下症)の発生が決定されました。結果CKD患者の糸球体ろ過率(GFR)は、次のように推定されました。145人の被験者(52%)は、1.73 m2あたりGFR <60 ml/minでした。47人の被験者(16.8%)は、1.73 m2あたり30〜59 ml/minのGFRを持ち、98人の被験者(35.1%)が1.73 m2あたりGFR <30 ml/minでした。登録されているすべての被験者のうち、4.7%(n = 13)は無症状の甲状腺機能低下症、5.4%(n = 15)がT4症候群が低く、47%(n = 131)が低いT3症候群でした。段階3〜5の114人のCKD患者では、血清T3はタンパク質代謝(STP、PA、ALB)および貧血指数(HBおよびRBC)と正の関連があり、炎症状態(CRPおよびIL-6)に負の関連がありました。結論低T3症候群の高い有病率は、透析のないCKD患者で、初期段階であっても観察されました(1および2)。CKDの進行としての低T3の有病率の増加は、CKDの悪化の予測因子としてのその価値を示しています。さらに、低T3症候群は、栄養失調炎症複合症候群(MICS)と貧血の両方と密接に関連しています。
背景非透析慢性腎疾患(CKD)患者における低T3(トリオヨーロニン)症候群の有病率に関するデータはほとんどありません。また、CKDの進行を予測するために低T3を使用できるかどうかは不明です。材料と方法は、メンテナンス透析を必要とせずに、CKDと明確に診断された279人の患者を遡及的に研究しました。甲状腺機能は、登録されたすべての被験者で分析され、CKDの異なる段階で患者の甲状腺機能障害(低T3症候群、低T4症候群、および無症状の甲状腺機能低下症)の発生が決定されました。結果CKD患者の糸球体ろ過率(GFR)は、次のように推定されました。145人の被験者(52%)は、1.73 m2あたりGFR <60 ml/minでした。47人の被験者(16.8%)は、1.73 m2あたり30〜59 ml/minのGFRを持ち、98人の被験者(35.1%)が1.73 m2あたりGFR <30 ml/minでした。登録されているすべての被験者のうち、4.7%(n = 13)は無症状の甲状腺機能低下症、5.4%(n = 15)がT4症候群が低く、47%(n = 131)が低いT3症候群でした。段階3〜5の114人のCKD患者では、血清T3はタンパク質代謝(STP、PA、ALB)および貧血指数(HBおよびRBC)と正の関連があり、炎症状態(CRPおよびIL-6)に負の関連がありました。結論低T3症候群の高い有病率は、透析のないCKD患者で、初期段階であっても観察されました(1および2)。CKDの進行としての低T3の有病率の増加は、CKDの悪化の予測因子としてのその価値を示しています。さらに、低T3症候群は、栄養失調炎症複合症候群(MICS)と貧血の両方と密接に関連しています。
BACKGROUND There are few data on the prevalence of low T3 (triiodothyronine) syndrome in patients with non-dialysis chronic kidney disease (CKD) and it is unclear whether low T3 can be used to predict the progression of CKD. MATERIAL AND METHODS We retrospectively studied 279 patients who had been definitively diagnosed with CKD, without needing maintenance dialysis. Thyroid function was analyzed in all enrolled subjects and the incidence of thyroid dysfunction (low T3 syndrome, low T4 syndrome, and subclinical hypothyroidism) in patients at different stages of CKD was determined. RESULTS Glomerular filtration rate (GFR) of CKD patients was estimated as follows: 145 subjects (52%) had GFR <60 ml/min per 1.73 m2; 47 subjects (16.8%) had GFR between 30 and 59 ml/min per 1.73 m2, and 98 subjects (35.1%) had GFR <30 ml/min per 1.73 m2. Among all enrolled subjects, 4.7% (n=13) had subclinical hypothyroidism, 5.4% (n=15) had low T4 syndrome, and 47% (n=131) had low T3 syndrome. In 114 CKD patients in stages 3-5, serum T3 was positively related to protein metabolism (STP, PA, and ALB) and anemia indicators (Hb and RBC), and negatively related to inflammatory status (CRP and IL-6). CONCLUSIONS A high prevalence of low T3 syndrome was observed in CKD patients without dialysis, even in early stages (1 and 2). The increasing prevalence of low T3 as CKD progresses indicates its value as a predictor of worsening CKD. Furthermore, low T3 syndrome is closely associated with both malnutrition-inflammation complex syndrome (MICS) and anemia.
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