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Scandinavian journal of clinical and laboratory investigation2017Dec01Vol.77issue(8)

深部静脈血栓症のための診断戦略における年齢調整d-dimerカットオフ:系統的レビュー

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文献タイプ:
  • Journal Article
  • Review
  • Systematic Review
概要
Abstract

背景:研究では、50歳以上の患者に年齢調整されたDダイマーカットオフ値を使用すると、肺塞栓症の診断戦略の有用性が向上することが示されています。しかし、深部静脈血栓症(DVT)の診断に関する同じアプローチの証拠は不明です。 材料と方法:DVTの診断戦略における年齢調整されたD-ダイマーカットオフの使用に関する既存の知識を収集するために、Prismaステートメントガイドラインに従って体系的な文献レビューが実施されました。MedlineとCochrane Libraryから研究が抽出されました。検索期間は2016年11月に終了しました。 結果:検索された73の記事のうち、DVTが特にまたはPEとともにDVTに対処した研究は8つの研究のみでした。これらはいずれもランダム化比較試験ではありませんでしたが、連続した外来患者または遡及的研究の前向き研究のいずれかでした。研究デザイン、DVTの有病率、および使用されたD-ダイマーアッセイの違いにもかかわらず、すべての研究は、標準的なD-Dimerカットオフの89.7-100%の範囲の負の予測値(NPV)を伴う年齢調整D-Dimerカットオフを支持していました。すべての研究では、年齢調整されたD-ダイマーのカットオフの使用は有用性の改善をもたらしたと結論付けましたが、報告の不均一性による結果は直接的な比較を許可しませんでした。 結論:DVTを排除するために50歳以上の患者の年齢調整されたDダイマーカットオフの使用は、標準的なDダイマーカットオフを使用するのと同じくらい安全であると思われます。推奨される(および最も使用される)調整は、式(患者の年齢×10)μg/Lによるものです。

背景:研究では、50歳以上の患者に年齢調整されたDダイマーカットオフ値を使用すると、肺塞栓症の診断戦略の有用性が向上することが示されています。しかし、深部静脈血栓症(DVT)の診断に関する同じアプローチの証拠は不明です。 材料と方法:DVTの診断戦略における年齢調整されたD-ダイマーカットオフの使用に関する既存の知識を収集するために、Prismaステートメントガイドラインに従って体系的な文献レビューが実施されました。MedlineとCochrane Libraryから研究が抽出されました。検索期間は2016年11月に終了しました。 結果:検索された73の記事のうち、DVTが特にまたはPEとともにDVTに対処した研究は8つの研究のみでした。これらはいずれもランダム化比較試験ではありませんでしたが、連続した外来患者または遡及的研究の前向き研究のいずれかでした。研究デザイン、DVTの有病率、および使用されたD-ダイマーアッセイの違いにもかかわらず、すべての研究は、標準的なD-Dimerカットオフの89.7-100%の範囲の負の予測値(NPV)を伴う年齢調整D-Dimerカットオフを支持していました。すべての研究では、年齢調整されたD-ダイマーのカットオフの使用は有用性の改善をもたらしたと結論付けましたが、報告の不均一性による結果は直接的な比較を許可しませんでした。 結論:DVTを排除するために50歳以上の患者の年齢調整されたDダイマーカットオフの使用は、標準的なDダイマーカットオフを使用するのと同じくらい安全であると思われます。推奨される(および最も使用される)調整は、式(患者の年齢×10)μg/Lによるものです。

BACKGROUND: Studies have indicated that use of an age-adjusted D-dimer cut-off value for patients above 50 years increases utility of the diagnostic strategy for pulmonary embolism. Evidence for the same approach regarding diagnosis of deep vein thrombosis (DVT) is, however, unclear. MATERIALS AND METHODS: A systematic literature review was conducted following the PRISMA Statement guideline to gather the existing knowledge on the use of an age-adjusted D-dimer cut-off in the diagnostic strategy for DVT. Studies were extracted from Medline and the Cochrane Library. The search period ended in November 2016. RESULTS: Out of 73 articles retrieved, only eight studies addressed DVT either specifically or along with PE. None of these were randomized controlled trials, but were either prospective studies of consecutive outpatients or retrospective studies. Despite differences in study design, DVT prevalence, and D-dimer assay used, all studies were in favour of the age-adjusted D-dimer cut-off with negative predictive values (NPV) ranging from 91.8-100% compared to 89.7-100% for the standard D-dimer cut-off. All the studies concluded that use of an age-adjusted D-dimer cut-off resulted in an improved utility, although the results due to heterogeneity in reporting did not allow a direct comparison. CONCLUSION: Use of an age-adjusted D-dimer cut-off for patients above 50 years of age for ruling out DVT seems as safe as using a standard D-dimer cut-off. The recommended (and most used) adjustment is by the formula (patient's age ×10) μg/L.

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