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背景:コルチコステロイドが鼻ポリープで誘発する組織学的変化、およびこれらの変化が好酸球性慢性副鼻腔炎(ECR)の診断に影響を与えるかどうかは、現在不明のままです。 目的:ECRにおける組織好酸球浸潤に対する低用量および短期経口プレドニゾロン(OPSL)治療の有効性を評価するために、前向き管理された多施設試験が実施されました。 方法:以前の生検と診断されたECRを患った被験者は、手術前に3日間(PSL 3)または7日間(PSL 7)を低量量のOPSLを受けました。これらの治療後の組織好酸球数の変化を評価しました。さらに、ベースラインからの組織好酸球数の変化の割合と、JESREC研究で定義された診断への影響を調べました。 結果:PSL 3およびPSL 7グループには、それぞれ23人と21人の被験者がいました。ポリープスコア、臨床症状スコア、および血液好酸球の割合は、治療後に有意に減少し、グループ間で有意差は観察されませんでした。組織好酸球全体の数は、統計的に有意な値に達することなく、両方のグループでわずかに減少する傾向がありました。ベースラインからの組織EOシノフィル数の中央値変化率は83.6%であり、血液好酸球の治療後の割合のみがそれと軽度の相関を示しました。中肉の表面部分から収集された44個の鼻ポリープ標本のうち7個は、70個の好酸球/高電力場を示しました。したがって、偽陰性率は15.9%でしたが、他の部分が組織学的評価に含まれていた場合、11.4%に減少しました。 結論:低用量および短期OPSLは、ECRS患者の組織好酸球数に著しく影響するとは思われませんでした。ただし、OPSLの影響による誤診の可能性を拒否することはできません。コルチコステロイドの投与前のECRの診断または複数の組織部分を使用した組織評価が望ましいです。
背景:コルチコステロイドが鼻ポリープで誘発する組織学的変化、およびこれらの変化が好酸球性慢性副鼻腔炎(ECR)の診断に影響を与えるかどうかは、現在不明のままです。 目的:ECRにおける組織好酸球浸潤に対する低用量および短期経口プレドニゾロン(OPSL)治療の有効性を評価するために、前向き管理された多施設試験が実施されました。 方法:以前の生検と診断されたECRを患った被験者は、手術前に3日間(PSL 3)または7日間(PSL 7)を低量量のOPSLを受けました。これらの治療後の組織好酸球数の変化を評価しました。さらに、ベースラインからの組織好酸球数の変化の割合と、JESREC研究で定義された診断への影響を調べました。 結果:PSL 3およびPSL 7グループには、それぞれ23人と21人の被験者がいました。ポリープスコア、臨床症状スコア、および血液好酸球の割合は、治療後に有意に減少し、グループ間で有意差は観察されませんでした。組織好酸球全体の数は、統計的に有意な値に達することなく、両方のグループでわずかに減少する傾向がありました。ベースラインからの組織EOシノフィル数の中央値変化率は83.6%であり、血液好酸球の治療後の割合のみがそれと軽度の相関を示しました。中肉の表面部分から収集された44個の鼻ポリープ標本のうち7個は、70個の好酸球/高電力場を示しました。したがって、偽陰性率は15.9%でしたが、他の部分が組織学的評価に含まれていた場合、11.4%に減少しました。 結論:低用量および短期OPSLは、ECRS患者の組織好酸球数に著しく影響するとは思われませんでした。ただし、OPSLの影響による誤診の可能性を拒否することはできません。コルチコステロイドの投与前のECRの診断または複数の組織部分を使用した組織評価が望ましいです。
BACKGROUND: The histological changes corticosteroids induce in nasal polyps, and whether these changes have an impact on the diagnosis of eosinophilic chronic rhinosinusitis (ECRS), currently remain unclear. OBJECTIVES: A prospective controlled multicenter trial was conducted to evaluate the efficacy of the low-dose and short-term oral prednisolone (oPSL) treatment for tissue eosinophil infiltrations in ECRS. METHODS: Subjects with ECRS diagnosed by previous biopsies received a low dose of oPSL for 3 days (PSL 3) or 7 days (PSL 7) before surgery. Changes in the tissue eosinophil count after these treatments were evaluated. Furthermore, the percent change of tissue eosinophil count from baseline and its impact on the diagnosis defined by the JESREC study were examined. RESULTS: There were 23 and 21 subjects in the PSL 3 and PSL 7 groups, respectively. Polyp scores, clinical symptom scores, and the proportion of blood eosinophils significantly decreased after the treatment, and no significant differences were observed between the groups. The entire tissue eosinophil count tended to be slightly decreased in both groups without reaching a statistically significant value. The median percent change of tissue eo-sinophil count from baseline was 83.6%, and only the posttreatment proportion of blood eosinophil showed a mild correlation with it. Seven out of 44 nasal polyp specimens collected from the superficial part of the middle meatus showed < 70 eosinophils/high-power field; therefore, the false negative rate was 15.9%, but decreased to 11.4% when other parts were included in the histological evaluation. CONCLUSIONS: Low-dose and short-term oPSL did not appear to markedly affect the tissue eosinophil count in ECRS patients; however, the potential for misdiagnoses due to the effects of oPSL cannot be rejected. The diagnosis of ECRS prior to the administration of corticosteroids or tissue evaluations using multiple tissue parts is desirable.
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