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Gut and liver2020Sep15Vol.14issue(5)

内視鏡超音波検査中の粘膜下浸潤が疑われる早期胃癌の深さ診断のためのミニチュアプローブ性能

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文献タイプ:
  • Journal Article
概要
Abstract

背景/目的:最も適切な治療オプションを決定するには、初期胃癌(EGC)の浸潤の深さの正確な評価が重要です。ただし、浅い粘膜(SM1)の浸潤をより深い粘膜(SM2)侵入と区別することは困難です。SM浸潤が疑われるEGCのミニチュアプローブを使用して、内視鏡超音波検査(EUS)の診断性能を調査しました。 方法:2008年4月から2018年6月まで、SM侵入が疑われるEGCが遡及的に分析されました。20 MHzの高周波ミニチュアプローブによって調査されたEGCは、この研究に含まれていました。切除前に化学療法で治療された食道胃接合癌と患者は除外されました。EUによるSM2浸潤の検出に対する感度と特異性は、白色光イメージング(WLI)の感度と比較されました。さらに、多変量解析を使用して、深さの過小評価または過大評価に関連する因子を調査しました。 結果:259人の患者に合計278人のEGCが最終分析に含まれていました。EUSによるSM2以下の感度と特異性は、それぞれ73.7%(87/118)と74.4%(119/160)でした。WLIによる感度と特異性は、それぞれ47.5%(56/118)と68.1%(109/160)でした。EUの感度は、従来の内視鏡検査の感度よりも有意に優れていました(P <0.01)。多変量解析により、EGCの前方位置は、EUSによる過小評価の独立した危険因子であることが明らかになりました(オッズ比3.3; 95%信頼区間、1.1〜9.8; P = 0.03)。 結論:EUを使用したSM浸潤が疑われるEGCの深さ診断パフォーマンスは、従来の内視鏡検査の侵入が満足で優れていました。さらに、これらの病変の誤診につながる可能性のある要因を認識することが重要です。

背景/目的:最も適切な治療オプションを決定するには、初期胃癌(EGC)の浸潤の深さの正確な評価が重要です。ただし、浅い粘膜(SM1)の浸潤をより深い粘膜(SM2)侵入と区別することは困難です。SM浸潤が疑われるEGCのミニチュアプローブを使用して、内視鏡超音波検査(EUS)の診断性能を調査しました。 方法:2008年4月から2018年6月まで、SM侵入が疑われるEGCが遡及的に分析されました。20 MHzの高周波ミニチュアプローブによって調査されたEGCは、この研究に含まれていました。切除前に化学療法で治療された食道胃接合癌と患者は除外されました。EUによるSM2浸潤の検出に対する感度と特異性は、白色光イメージング(WLI)の感度と比較されました。さらに、多変量解析を使用して、深さの過小評価または過大評価に関連する因子を調査しました。 結果:259人の患者に合計278人のEGCが最終分析に含まれていました。EUSによるSM2以下の感度と特異性は、それぞれ73.7%(87/118)と74.4%(119/160)でした。WLIによる感度と特異性は、それぞれ47.5%(56/118)と68.1%(109/160)でした。EUの感度は、従来の内視鏡検査の感度よりも有意に優れていました(P <0.01)。多変量解析により、EGCの前方位置は、EUSによる過小評価の独立した危険因子であることが明らかになりました(オッズ比3.3; 95%信頼区間、1.1〜9.8; P = 0.03)。 結論:EUを使用したSM浸潤が疑われるEGCの深さ診断パフォーマンスは、従来の内視鏡検査の侵入が満足で優れていました。さらに、これらの病変の誤診につながる可能性のある要因を認識することが重要です。

BACKGROUND/AIMS: The accurate assessment of the depth of invasion of early gastric cancer (EGC) is critical to determine the most appropriate treatment option. However, it is difficult to distinguish shallow submucosal (SM1) invasion from deeper submucosal (SM2) invasion. We investigated the diagnostic performance of endoscopic ultrasonography (EUS) using a miniature probe for EGC with suspected SM invasion. METHODS: From April 2008 to June 2018, EGCs with suspected SM invasion were analyzed retrospectively. The EGCs examined by a 20 MHz high-frequency miniature probe was included in our study. Esophago-gastric junction cancers and patients treated by chemotherapy before resection were excluded. The sensitivity and specificity for the detection of SM2 invasion by EUS were compared with those of white light imaging (WLI). Additionally, factors related to depth underestimation or overestimation were investigated using multivariate analysis. RESULTS: A total of 278 EGCs in 259 patients were included in the final analysis. The sensitivity and specificity for SM2 or deeper by EUS were 73.7% (87/118) and 74.4% (119/160), respectively. The sensitivity and specificity by WLI were 47.5% (56/118) and 68.1% (109/160), respectively. The sensitivity of EUS was significantly superior to that of conventional endoscopy (p<0.01). Multivariate analysis revealed that an anterior location of the EGC was an independent risk factor for underestimation by EUS (odds ratio, 3.3; 95% confidence interval, 1.1 to 9.8; p=0.03). CONCLUSIONS: The depth diagnostic performance for EGCs with suspected SM invasion using EUS was satisfactory and superior to that of conventional endoscopy. Additionally, it is important to recognize factors that may lead to misdiagnosis in those lesions.

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