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The journal of ECT2020Dec01Vol.36issue(4)

心電図補正Q-T間隔は、うつ病における迷走神経刺激に対する反応を予測する

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文献タイプ:
  • Journal Article
概要
Abstract

はじめに:最近の研究では、健康な被験者と比較してMDDのHRVが減少しているため、心拍数の変動性(HRV)と大うつ病性障害(MDD)との間の可能なリンクが明らかになりました。QTCの長さは健康な被験者の副交感神経活動と逆相関するため、補正されたQ-T間隔(QTC)はHRVの間接推定を表すことが示唆されています。このレトロスペクティブ研究では、難治性うつ病における迷走神経刺激(VNS)治療に対する反応を予測するQTC長の能力を評価しました。 方法:VNSを埋め込むことが選択された耐火性うつ病に苦しむ19人の患者のQTC長さを測定しました。ベースラインQTC(移植前)と長期の気分反応の間で相関が計算されました。 結果:VNS手術に選択された19人の患者が研究に含まれました。ベースライン28項目のハミルトンうつ病評価スケールスコアは28.5±6.8で、VNS後24か月で12か月で15.1±9.5、12.4±10.4に減少しました。19人の患者のうち、53%(10)が応答者であり、26%(5)が12か月で寛解していました。前処理QTCは平均425.5±22.0でした。より長いベースラインQTCの患者は、12か月後に気分とQTC値の間に有意な相関があり(R(18)= -0.526、P = 0.02)、24か月のVNS療法の後(R(17)= -0.573、P = 0.016)、より大きな改善を示しました。 結論:提示された分析は、MDD患者のQTCの増加が、VNSに対して優先的に反応する可能性のある抑うつエピソードのベースラインバイオマーカーとして使用できることを示しました。うつ病における心臓の活動とVNS治療に対する反応との間のリンクには、より大きなコホートとランダム化比較試験でのさらなる調査が必要です。

はじめに:最近の研究では、健康な被験者と比較してMDDのHRVが減少しているため、心拍数の変動性(HRV)と大うつ病性障害(MDD)との間の可能なリンクが明らかになりました。QTCの長さは健康な被験者の副交感神経活動と逆相関するため、補正されたQ-T間隔(QTC)はHRVの間接推定を表すことが示唆されています。このレトロスペクティブ研究では、難治性うつ病における迷走神経刺激(VNS)治療に対する反応を予測するQTC長の能力を評価しました。 方法:VNSを埋め込むことが選択された耐火性うつ病に苦しむ19人の患者のQTC長さを測定しました。ベースラインQTC(移植前)と長期の気分反応の間で相関が計算されました。 結果:VNS手術に選択された19人の患者が研究に含まれました。ベースライン28項目のハミルトンうつ病評価スケールスコアは28.5±6.8で、VNS後24か月で12か月で15.1±9.5、12.4±10.4に減少しました。19人の患者のうち、53%(10)が応答者であり、26%(5)が12か月で寛解していました。前処理QTCは平均425.5±22.0でした。より長いベースラインQTCの患者は、12か月後に気分とQTC値の間に有意な相関があり(R(18)= -0.526、P = 0.02)、24か月のVNS療法の後(R(17)= -0.573、P = 0.016)、より大きな改善を示しました。 結論:提示された分析は、MDD患者のQTCの増加が、VNSに対して優先的に反応する可能性のある抑うつエピソードのベースラインバイオマーカーとして使用できることを示しました。うつ病における心臓の活動とVNS治療に対する反応との間のリンクには、より大きなコホートとランダム化比較試験でのさらなる調査が必要です。

INTRODUCTION: Recent studies have revealed a possible link between heart rate variability (HRV) and major depressive disorder (MDD), with decreased HRV in MDD compared with healthy subjects. Corrected Q-T interval (QTc) has been suggested to represent an indirect estimate of HRV, as QTc length is inversely correlated to parasympathetic activity in healthy subjects. This retrospective study assessed the ability of QTc length in predicting response to vagus nerve stimulation (VNS) treatment in refractory depression. METHODS: We measured QTc length in 19 patients suffering from refractory depression, selected to be implanted with VNS. Correlations were calculated between baseline QTc (preimplantation) and long-term mood response. RESULTS: Nineteen patients selected for VNS surgery were included in the study. Baseline 28-item Hamilton Depression Rating Scale scores were 28.5 ± 6.8 and decreased to 15.1 ± 9.5 at 12 months and 12.4 ± 10.4 at 24 months post-VNS. Among the 19 patients, 53% (10) were responders and 26% (5) were in remission at 12 months. Pretreatment QTc averaged 425.5 ± 22.0. Patients with longer baseline QTc displayed larger improvement, with a significant correlation between mood and QTc values after 12 months (r(18) = -0.526, P = 0.02) and also after 24 months of VNS therapy (r(17) = -0.573, P = 0.016). CONCLUSIONS: The presented analysis showed that increased QTc in patients with MDD might be used as a baseline biomarker for depressive episodes that might respond preferentially to VNS. The link between cardiovagal activity in depression and response to VNS treatment requires further investigation in larger cohorts and randomized controlled trials.

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