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目的:いくつかのウイルス感染を診断するために、逆転写ループ媒介等温増幅(RT-LAMP)が検証されています。ただし、実生活の臨床環境でSARS-COV-2を検出する際の診断精度は不明のままです。この研究の目的は、COVID-19の疾患経過を時入した逆転写定量的ポリメラーゼ連鎖反応(RT-QPCR)と比較して、RT-LAMPの診断感度と特異性を決定することを目的としています。 方法:24人のCOVID-19患者から得られた合計124の鼻咽頭スワブサンプルを、RT-LAMPおよびRT-QPCRでテストしました。RT-QPCRと比較したRT-LAMPの感度と特異性は、開始からの時間の関数として分析されました。 結果:発症から9日目まで、RT-LAMPの陽性は92.8%であり、RT-QPCRと比較した感度と特異性は100%でした。ただし、発症後10日後、RT-LAMPの陽性は25%未満に低下し、2つの方法間の陽性の一致は60%未満でした。RT-LAMPの検出限界は6.7コピー/反応でした。 結論:症状の発症から9日目まで、RT-LAMPはRT-QPCRと同じ診断精度を持っていました。これらの発見は、RT-LAMPがCOVID-19の急性症候性段階でのRT-QPCRの代替として、COVID-19の診断ツールとして使用できることを示唆しています。
目的:いくつかのウイルス感染を診断するために、逆転写ループ媒介等温増幅(RT-LAMP)が検証されています。ただし、実生活の臨床環境でSARS-COV-2を検出する際の診断精度は不明のままです。この研究の目的は、COVID-19の疾患経過を時入した逆転写定量的ポリメラーゼ連鎖反応(RT-QPCR)と比較して、RT-LAMPの診断感度と特異性を決定することを目的としています。 方法:24人のCOVID-19患者から得られた合計124の鼻咽頭スワブサンプルを、RT-LAMPおよびRT-QPCRでテストしました。RT-QPCRと比較したRT-LAMPの感度と特異性は、開始からの時間の関数として分析されました。 結果:発症から9日目まで、RT-LAMPの陽性は92.8%であり、RT-QPCRと比較した感度と特異性は100%でした。ただし、発症後10日後、RT-LAMPの陽性は25%未満に低下し、2つの方法間の陽性の一致は60%未満でした。RT-LAMPの検出限界は6.7コピー/反応でした。 結論:症状の発症から9日目まで、RT-LAMPはRT-QPCRと同じ診断精度を持っていました。これらの発見は、RT-LAMPがCOVID-19の急性症候性段階でのRT-QPCRの代替として、COVID-19の診断ツールとして使用できることを示唆しています。
OBJECTIVE: Reverse transcription loop-mediated isothermal amplification (RT-LAMP) has been validated to diagnose several viral infections. However, its diagnostic accuracy in detecting SARS-CoV-2 in real-life clinical settings remains unclear. This study aimed to determine the diagnostic sensitivity and specificity of RT-LAMP compared to reverse transcription-quantitative polymerase chain reaction (RT-qPCR) over the disease course of COVID-19. METHODS: A total of 124 nasopharyngeal swab samples obtained from 24 COVID-19 patients were tested by RT-LAMP and RT-qPCR. Sensitivities and specificities of RT-LAMP compared with RT-qPCR were analyzed as a function of time from onset. RESULTS: Up to the 9th day after onset, the RT-LAMP had a positivity of 92.8%, and the sensitivity and specificity compared with RT-qPCR was 100%. However, after the 10th day after onset, the positivity of RT-LAMP decreased to less than 25%, and the concordance of positivity between the two methods was below 60%. The limit of detection of RT-LAMP was 6.7 copies/reaction. CONCLUSIONS: Until the 9th day after the onset of symptoms, RT-LAMP had the same diagnostic accuracy as RT-qPCR. These findings suggest that RT-LAMP can be used as a diagnostic tool for COVID-19 as an alternative to RT-qPCR in the acute symptomatic phase of COVID-19.
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